てらの目的の無い長文

長文を書きたいときに使います

モアイ杯maimai部門の思い出について今更語る

 

モアイ杯でサーチしたらTCGの大会の様子ばかり引っ掛かって泣いた

 

ということである意味ここで一番話したかった話題を

いや本当はシルクハット蒲田M2店の閉店時か旧作maimaiの最終日に話せよって話なんだけどね?

 

まあ簡単にモアイ杯の説明をすると今はなきシルクハット蒲田M2店にて定期的に行われていた音楽ゲームの交流会であり、maimai部門とチュウニズム部門がありました。

 

それで当時私はこのモアイ杯のmaimai部門に全力を出していたのであった。調整できるスケジュールはすべてこのモアイ杯のために調整をし(後期は調整できなかったことも多かったけど)、交流会当日が近づくといつも対策や作戦を万全に行い当日を迎えるという徹底ぶり。その結果かなり高い出席率を叩き出し(多分トップだよな?)、唯一の皆勤ペースだったときには皆勤賞として大会サブタイトルに名前を入れてもらったこともある。

また、このモアイ杯は今も続いている交流が生まれるきっかけにもなっておりいわゆる"蒲田勢"の概念みたいなものができたのもここからだったと思う。この前から別ゲーとかで蒲田勢を名乗ってる人がいたら申し訳ない。

後期こそ開催すれば定員オーバーは当然で、それでもお店側がとても優しい方々ばかりなので全員平等に参加できる(つまり定員はあってないようなもの)まさに様々な人との交流ができる素晴らしい場でした。

 

まあ初回のほうから順々に思い出を語ってくとして…

何かmaimaiのバージョンがピンクの初期ぐらい?のとき突然お店の公式Twitterアカウントがモアイ杯とかいう交流会の告知をしたわけなんでしたよ。当時私は勝ち負けなんて気にせずとにかく近場で交流会があれば参加してたぐらいの交流会大好き野郎だったのですよ。

それでまあ事前にエントリーして当日いざ行ってきたんですけどまあ私はコミュ障の人見知りでもう絶望的なぐらい交流が生まれない。周りはとてもワイワイのワイだったんですけどね。それでまあ元々関わりがあった人くらいは辛うじて話せたんですけど新しい交流は生まれなくて。しかも結果は初戦敗退で散々でして。

 それで一ヶ月後に第二回モアイ杯やるよ!って告知がありましてあんだけ失態を犯しておいて私はこれも行く気満々でしたのよ。お前自分から交流できないのになんでそんなやる気あんだよって感じでしたけど当時交流会に出ること以外モチベがなかったんですよね。このときいろいろあってひたすらボッチで音ゲーしてたんですよね。それで何か一人だけやってんのも馬鹿らしいしもう辞めてやろうかなって正直一番考えてた時期だったんですよ。でも交流会に出ればそこで頑張るために音ゲーをやる理由ができる。それだけでなんとか成り立ってたような時期だったよ。今思えばそこで辞めなくてよかったよほんと。

それで結局懲りずに第二回モアイ杯にも参加。まあその日都内の別のところで当時大きめな交流会と被ったから…かはわからないけど定員割れでしたね、うん。10人とかだったかな。

あとここで初めて初戦突破(運だけど)して正直凄く嬉しかったのよね。このときこういうことがあるから続けられるんだろうなって今になって気づいたのかもしれない。

そこからはお店自体にも凄くお世話になってるわけだし頑張って出れるだけ出ようと思ってきたのよね。第三回も一ヶ月後に行われてまた定員埋まってた。誰か声かけてたんだっけ。まあわからないけど埋まってた。それでここの回ぐらいから赤中心の選曲になってきた。後にガチガチに対策することになる赤譜面のオンパレードって感じだったよ。自分で選曲のくじを書いて試合ごとに引くシステムも確かこの辺りからだったかな。

そして蒲田勢の中である意味伝説と言われてる第四回。参加者6人。運営側も凄く困惑してたよなあの時。飛び入り参加を受け付けるために開始時間遅れたし。来なかったけど。ここら辺からさらにクソ譜面の傾向が強くなってくるしとうとう自分もクソ譜面を入れるようになってきたよね。当時自分もできないのにクソ譜面を入れてんのアホでしょ。何を考えてストリーク赤とか入れてんだよお前は。

ここら辺からモチベ低下だとか引退したいとか全部ぶっ飛んだよね。目標が終わったからってのもあっただろうけど。

 

第五回のとき「さすがにそろそろ賞状ほしくね?」ってなってました。個人戦のトーナメントのレギュレーションはこの時赤譜面中心という良レギュ、それに初プレートである真極を取ってから初めてのモアイ杯ということもありめちゃくちゃに気合いが入ってたと思う。そしていざ当日、するとそこには

 

めっちゃmaimaiが上手い女児がいた。

 

衝撃だった。実は今まで情報すらも知らなかった。当時もうすでに自由が丘で神業を魅せてたらしい…情弱かよ。後に彼女は蒲田の最強として、最多優勝記録を成し遂げるモアイ杯の顔となるのであった…実際彼女のおかげで小学生にも優しい素晴らしい交流会!として後期には成り立たせてくれたんだろうなと考えるとほんと凄いよ彼女は(なお実際にモアイ杯に参加してくれた小学生の実力…小学生…?)

…とまあ女児に見事コテンパンにされたけど運や最初よりは上がってるであろう実力が功を奏し個人戦3位と初賞状をゲットできたのであった。

そしてこの回からチーム戦が始まったのであった。まだこの時は二人組のタッグマッチだったけどね。

 そして第六回、個人戦レギュレーションは前回と変わらずでやる気満々。そして偶数回恒例(?)の定員割れ(2名ぐらいだったけど)。後に知ることになるがこれが最後の定員割れ回でしたとさ…

それでこの回自分が出る試合が楽な赤譜面なやつばっかでサドンデスになることがめっちゃあったのよね。自分のときだけ。自分だけこのトーナメント中やった曲数めっちゃ多かったもん。それでもメンタルしんどくなりながらも何かすげえ勝ち上がったのよね。しかもこの回例の女児が事故って敗退。おや?今回ビッグチャンスじゃね?って思ったのよ。それで準決勝から紫ランダム?とかでまあ格上もいるしきついかなーって思ってたんだけどランダムで格上の人が苦手そうなやつ引いたらしくて(何引いたか忘れた)準決勝1抜けとかいう奇跡っぷり。そのまま決勝。この回から決勝はお互いに投げ合いになった。アツいね。この投げ合い制度で何度も名勝負が生まれたのは間違いないと思う。それで投げ合いだし何投げるか凄い迷ってたんだけど前回までのもあって嫌らしい…いわゆるクソ譜面で勝つことでしか考えてなかったのよ。それで当時めっちゃ得意だった上に誰も対策してこなさそうなIgnite Infinity紫を投げたのよ。[ ゜д゜]<インフィニッティー

そしたらめちゃくちゃに刺さってそのまま優勝しました!やったぜ!

今思うとこれ以上ないくらい優勝のチャンスの時に優勝できましたね。ほんと幸運でしたよあの時は。モアイ杯は実力があんまりでも選曲力と運と一発勝負の強さがあれば優勝できるんですよ。やっぱり交流会だとこういう力が発揮するんだなととても強く感じました。あとIgnite Infinityはいいぞ。[ ゜д゜]<インフィニッティー

それとこの回から団体戦がチーム形式になったのよね。ここから団体戦はチームの数こそ違えどずっとチーム形式のまま続いた。交流も自然と生まれる素晴らしいシステムだと思います。

 

そしてこの次…あたりのモアイ杯のチーム戦でアレが始まったのである。そう

 

小数点の上から下を引くルールである!

 

まあ簡単に説明すると達成率の小数点から上の数字を小数点から下の数字を引いた数がそのまま得点になるよ!ってこと。

100.00%ならそのまま100点。100.99%なら1点。98.99%なら…もうお分かりですよね?

確かにこれ誰でも高得点狙えそうじゃないですか?でも実はやっぱり上手い人のほうがいろいろ有利ではあります。ゲームの仕様上breakの知識がある系の上手い人がやりやすいです。

…でもだからといって上手い人は絶対に高得点を出せるってわけじゃないんですよこれ。確かに100.00を狙いにいったとしてギリギリのペースで何か事故ったら一気に低得点ルートになるんですよ。まだ曲が続くなら軽く捨てて調整も可能だけども(まあこれやったら身内は野次るけど)曲の最後のほうでなったら…

さらにbreakが鳴る前提で達成率を調整しても必ず鳴るとは限りませんよね?最後のbreakを満点で取れば達成率.00でキリ良く高得点だ!って時にもし50落としたら…

そうなんですよ、めちゃくちゃリスクとリターンが噛み合ってるんですよこのルール。だからこそ実力がない人も身の丈にあったキリの良い達成率を目指せば高得点は可能なんですよ。この場合も事故ったら…

狙える人はもうみんな冒険してましたよねこれ。事故ったらもう会場が沸いた。身内ならなおさら沸いた。てかこれだけで単独で記事書けるんじゃねえかこれ。

だからこそ誰にでも平等にチャンスのあるルールなんですよこれ。だから交流会にはベストなルールだったと思いますよほんとこれ。考えた人最高ですありがとうございます。

 

ここからはもう完成されたモアイ杯で楽しんでたって感じですかね。ちなみにこれの数回後にてらさん皆勤賞おめでとう杯やりました。祝われてる側ですが特にシードとかはなかったです。ちなみに三位でした。女児が優勝しました。まあこれは仕方ないね。

 

…でここから数回後(どれくらいか忘れた)に個人戦のレギュレーションがくじ引きをして当たりを引いた人が選曲権を得る選曲権くじ式になりました。これによって蒲田のクソ譜面オンパレードがさらに加速しました。常連組みんな交流会近づいたら投げる曲を考えたり対策練ってたよ。もうここからモアイ杯は始まってるんだなと。これのおかげで少しは赤譜面上手くなれたよ。

 

個人戦の選曲権くじと団体戦の達成率引き算の二つがとても評判がよかったためこれを中心に毎回+αって感じで後期は開催されました。この頃から遠方からの常連も増え自身の交流の輪も広がり、とても充実したモアイ杯を過ごせました。

 

それでもまああまりよろしくない事件も稀に起きてしまったこともあったんですけどね…フリプ時にギャラリー乱入事件やらイキリ太鼓勢の最低なツイート事件やら選曲権くじ不正疑惑事件やら…くじに不正はなかったんだよなぁ…

まあこの世には完璧なんて存在しないし仕方ないね…

 

くじ不正疑惑の影響で店舗大会でクソ譜面を投げると文句を言われるらしい的な何かのネタ音ゲーマー内で広がったのさすがにネットの広まりを感じて驚いたよね。それのきっかけであるくじ不正疑惑ツイートの構文にあった"クソつまらん譜面"ってやつなんだけどそれ投げたの私なんですよ…まあこの文章を見たときにやっぱり俺って選曲力あるなーとしか感じなかったのでまあこれのおかげで選曲力には誇りを持てるようになりました。まあもう終わった問題だろうし過去の話だしあんま言うのもアレだけどね。まあ最後に一つ、Ignite Infinityはクソつまらん譜面じゃなくて神譜面です。

 

 

例えば天下一とかだったら本当に決めれる範囲の上で誰が強いかって決めるような場所じゃないですか?でも店舗大会とか交流会はそういうことより誰にでもチャンスがあるというか、音楽ゲームと言ってもこんなに幅広い戦い方ができるんだなとか…そういったほうがより目立つ傾向じゃないですか。それってほんと良いことだと思うんですよ。それができるとても素晴らしい場所、それがモアイ杯だと思います。言っちゃアレですけど天下一とかって完全なる実力勝負というかランカーしか勝たないというかそういうコンセプトじゃないですか。でも戦い方で格上とも互角に戦える。相手が格下だからといって油断は出来ない。そういう広い幅で白熱ができる場所が店舗大会だと思うんですよ。まあたまに店舗大会とは言えランカーが勝たないとおかしいとか変則的なルールでやるのはおかしいとか言う人もいるじゃないですか。まあそれを否定はしないですけどそれって天下一とかがあるじゃないですか。それはこういうコンセプトの場でやるとして、様々なコンセプトで様々な人が平等に楽しむことができる可能性がある。それこそが店舗大会や交流会の醍醐味だと思っています。そしてモアイ杯はそれをとても強く証明してくれた素晴らしい交流会だと思っています。

 

ちょっと長く語りましたがこれほど私にとって思い出深いイベントでした。これのためにmaimaiをしていたと言ってもよかった時期もありました。またモアイ杯で得た繋がりも多く、常連勢もとい蒲田勢として関われることがとても嬉しかったです。まあまだ蒲田にはいるけど。軽く余談だけどIgnite Infinity紫投げた次の日から蒲田勢みんなガチガチにスコア詰めてたの見てて笑ったよね。まあこれほど影響を及ぼせた実績として誇らせていただきます。

 

もう今はシルクハット蒲田M2店は閉店…もとい移転したのでモアイ杯こそは無いのですが、シルクハット蒲田西口店にて有志運営での交流会は継続されています。頻度こそは全盛期よりは減ってしまったもののモアイと変わらないくらい"蒲田"を感じれる交流会です。何でも次の日曜にやるらしいね。タイミングいいね。

 

最後に、私がどれだけこのモアイ杯への思いがあったか少しでも感じていただけたでしょうか。常連ながら今までモアイ杯に対してここまで長文で思いを述べることはなかったので今さらながらお世話になった感謝の気持ちと思い出話を伝えさせていただきました。改めてモアイ杯に関する全ての人へ、ありがとうございました。とても長い間楽しませていただきました。ブログを始めたことによってやっとここまでモアイ杯に関するお話ができたなと思っています。今までこんな機会はなく、Twitterでも文字数制限があるのとあまりにも気軽な手段すぎて足りないと思っていたので時期こそはかなり過ぎてしまいましたがやっと思いを語ることができました。

 

モアイ杯、本当に楽しかったです。